以下の俳句は、Facebook グループ「Haiku Column」と「Haiku Garden」にイタリア語と英語で投稿されました。 翻訳者の皆様、本当にありがとうございます! ここでは日本語版のみ掲載させていただきます。
The following haiku were posted in Italian and English in the Facebook groups "Haiku Column" and "Haiku Garden". Infinite thanks to all the translators! Here I will post only the Japanese versions.
春霰女性店員叱られる 翻訳: Tadashi Otsuru
初蝉や省略記号とダッシュ記号 翻訳: Tadashi Otsuru
夏の夜やシーツにべとつくわが不眠 翻訳: Tadashi Otsuru
鳥の巣や友情の無き顔延々 翻訳: Anikó Papp
炎症眼に煙竜の舞ふマイスリー 翻訳: Tadashi Otsuru
夏淋し蜘蛛にも蠅の居てゐ 翻訳: Anikó Papp
秋の夜や全粒粉のパンにヴェール掛く 翻訳: Tadashi Otsuru
秋立つや乞食の声の不確かさ 翻訳: Tadashi Otsuru
年毎に時期の早まる衣更 翻訳: Nakano Chiaki
月の顔私の口にありにけり 翻訳: Anikó Papp
詩歌の日白さの中に蟻が揺れ 翻訳: Nakano Chiaki
春深し音の聞こゆる洗濯機 翻訳: Anikó Papp
蚊取線香の破片へ夜の雨が降る 翻訳: Nakano Chiaki
エアコンや誰も触らぬコンピュータ 翻訳: Anikó Papp
爆弾か雄鶏か静寂に蚊の唸り 翻訳: Tadashi Otsuru
玉繭や二半悪夢と真悪夢 翻訳: Tadashi Otsuru
唇の渇きて光る金属板 翻訳: Nakano Chiaki
通過車よりグーグルの声七月夕 翻訳: Tadashi Otsuru
霜溶けて車層が形成した 翻訳: Maurizio Brancaleoni
苗床や通過の車熱を発す 翻訳: Nagata Mitunori
夏の午後電車の通路砂だらけ 翻訳: Nakano Chiaki
細管にかすかな流れ赤い蝶 翻訳: Nakano Chiaki
不動の花虻すべての車に目的地 翻訳: Tadashi Otsuru
受け皿の水舐める猫秋の海 翻訳: Nakano Chiaki
日々刻む亀虫散歩してゐたり 翻訳: Anikó Papp
夏の風月は雲の間走りけり 翻訳: Anikó Papp
片側に花片側に葉の泰山木 翻訳: Tomoko Sogo
夏ローマワクチン接種後教会散策 翻訳: Tadashi Otsuru
夏の午後砂だらけなる列車通路 翻訳: Tadashi Otsuru
虫選び詩とスパム区別のできぬAIか 翻訳: Tadashi Otsuru
AIの生成の詩や蚯蚓鳴く 翻訳: Nakano Chiaki
律の調べ外でちらつく投光器 翻訳: Nakano Chiaki
夏宴や雌ロバのノスタルジア 翻訳: Maurizio Brancaleoni
朝さやか投票所には一番乗り 翻訳: Tadashi Otsuru
屋根のアンテナ満月を刺すごとし 翻訳: Nakano Chiaki
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